[psss]
<本間木工所>に行きました。
工房の隅に積み上げられた「種木」。寄木細工って、天然木の金太郎飴なんです。
カラフルな紫や紅色まで…すべて天然の木の色だとは思ってもいませんでした。
派手な色は外国の木。
「インクは一切使っていません」
つまり1mmに満たない線であっても、
1mmに満たない薄さの木を切り出し接着して表現するのです。
想像をはるかに超えたジグソーパズルでした。
寄木コースターづくり。
ボンド接着の後、ドライヤー、やすりがけ、蜜蝋ぬり。汗ダラダラ。。
美術館のような売店で、感動の一輪挿しに出会いました。
!!!!!
(カンナで削りだした紙状の「ヅク」を貼るのではなく、)
種木をそのまま加工した、「ムク」の寄木細工。
3Dの、ムク、曲面がものすごい。
ちょっと直径やカーブが違うだけで、まるで表情が変わる。
職人さんをもってしても、出たとこ勝負な感覚だそう。
寄木細工、はんぱないです。
植原亮輔さんの個展でのお祝い花がとても輝いていました。
THEATRE PRODUCTSの、グラフィックツールの展示だったのですが・・・
ロゴの形!
贈り主は、アートディレクターの森本千絵さん。
さすが、ご縁(goen)を大切にする人の贈り物。
そういえば会社を辞めたとき、東信さんのお花をもらいました。
東信さんは、「花のない花屋(JARDINS DES FLEURS)」のフラワーアーティスト。
贈る相手のイメージや贈るシーンを聞いてから、花を準備して仕立ててくれる。
「紫」「パッション(…あの頃はね)」でオーダーしてくれたそう。
誰かが自分のイメージを伝えてくれて、そして生まれたもの。
ということが、とても貴重で有り難く、励まされたのでした。
そういう記憶が、贈り物ブログや、お名紋につながっているんだろうなあ。
<いせ辰>で購入した、寿尽くしの千代紙『百寿』。
お名紋で、同じ文字をつくるたび、「いつかネタが尽きる」不安がよぎるけれど、どうだ。
文字は無限だ。
現代で通用する伝達手段、というルールを課せばその表現は有限だけど、
表現する側と受け取る側とが、文字に対する思いを共有した瞬間、無限になる。
とりあえず100個くらいは、いけるんだ。昔の人に勇気をもらう。
壁に貼って、日々眺めようと思う。
ところで、『百寿』・・・100?
縦に7こ、横に14こ。14×7=・・・2こ、足りない。
これは百という満願で満たされきってしまうよりも、満願に向かう幸せな状態が永く続くようにとの祈りをこめているからです。控え目に九十八文字をデザインした江戸庶民の知恵といえるでしょう。 丸善コラム
<IID 世田谷ものづくり学校>
毛糸のクロスステッチで作る腕時計 K-SHOCK!!
大図まことさんのK-SHOCKワークショップに参加。
クロスステッチはドット絵。
K-SHOCK手順:
1)時刻表示部をくり抜いた、正方形のプラスチック格子(表面用)を用意。
2)格子に、毛糸を通した太い針を「左下から出して、左上にさす」と斜めに繰り返していく。(”クロス”じゃなくナナメステッチですね)
3)同サイズのプラスチック格子(裏面用)に、平ゴムを取り付ける。
4)時計のムーブメント(百円均一のを分解)をはさみ込んで、端をとじる。
5)バンドをステッチ。
6)バンドを平ゴムに通す。
7)マジックテープを縫い付け。
プラスチックの格子は、植木鉢の底のかな?と思ったら、手芸用品だそうです。
今週末は、鎌倉路地フェスタ。
カジュ・アート・スペースにて、「お名紋出張所(4/25&26)」やります。
テーマは【文字を贈ろう】。
本来のお名紋は、オーダーメイドの名前紋ですが、今回は、誰でも使える、贈るときの文字紋。
【寿】・【祝】・【封】の3つをつくりました。
それぞれの紋の○の部分に、相手を思い浮かべてフェイスマークを描き入れます。
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