谷中の<nido>でステンドグラス手鏡をつくりました。
無数の破片から好きなのを選び出し、好きなように組み合わせる。
自由すぎる創作は、少々頭で考えないと決められない。「鳥」をテーマに強引に。
ガラスと鏡の側面にカッパーテープを貼り、フラックスを塗って、はんだづけ。
最後に魔法の液をのばして錆び加工。
色ガラスをテープで縁取った瞬間に、そのかけら1つでも宝物にしておきたくなるような、特別なものに変わった。
谷中の<nido>でステンドグラス手鏡をつくりました。
無数の破片から好きなのを選び出し、好きなように組み合わせる。
自由すぎる創作は、少々頭で考えないと決められない。「鳥」をテーマに強引に。
ガラスと鏡の側面にカッパーテープを貼り、フラックスを塗って、はんだづけ。
最後に魔法の液をのばして錆び加工。
色ガラスをテープで縁取った瞬間に、そのかけら1つでも宝物にしておきたくなるような、特別なものに変わった。
フォトグラビュール(銅版画による写真)って、ご存知でしょうか。
左が銅を腐食させた版
我が家からくねくね道といくつもの坂を上がった先にある工房で
ピーター・ミラーさんにその作品を初めて見せていただいた時、
銅版画って・・・何者だっけ!?と思ってしまった。
たとえば霧のもやもやが、本当に、もやもや~~で、
自然そのものの柔らかさや「感触」みたいなものが、感じられるのです。
芸術作品って、少し離れた所から鑑賞するものとは思うけれど、
フォトグラビュールに限っては手に取ってかじりついて、
その見えない霧の粒を何とか見ようというような、
白(紙地の色)から黒の間にある、判別不能な無限の色段階を
どうにかして見破ってみたいと思うような。
そんな感じ。
ぜひ実物を見ていただきたいけれど、ここに、
ピーターさんにいただいた睡蓮池の作品『Bygones 忘れ物』があります。
和を感じるこの撮影場所は、フィンランドだそうです。
ギューッとプレスされた端のへこみ、
ごくわずかににじんで水彩画のようにも見えるインクの乗り、
だけでも伝わるでしょうか。
フォトグラビュールは、一生もの。
一生どころか、何世代も生き抜く耐久性を持つもの。
ピーターさんの作品は、鎌倉近代美術館や、海外の国立美術館に所蔵されています。
さて、このたびピーターさんの工房の日本語サイトを制作、
そちらで作品を購入することができます。
鎌倉プリントコレクション 日本語サイト
http://kamprint.com/xpress/
ウェブの小さな色世界では、その魅力を伝えきれない。
けれど、少しでも、伝わるように…
今回のお題は
「 NOT TOO PROFESSIONAL 」
整った、どれも同じ形でピッタリ揃っている、美しいギャラリーサイト…
典型的なそんなサイトは「 SO BORING 」。
だから例えば「海」シリーズの作品リストページはこうです:
サムネイル画像のサイズは、作品の大きさによってマチマチ。
背景の色は、海を連想させる深い青。
個別の作品ページでは、作品がサイト幅からはみ出してしまったりも。
その他の要点は以下:
・WordPressにて構築
・日本語を読めない人が見ても”わけのわかる”サイトにする
・本家英語サイトがあるので、サイトのトーンはすべて踏襲。
・(認知の浅い)フォトグラビュールをまずは確実に知って、見てもらう
・インクや撮影場所やサイズなど、様々な側面からの検索を可能にする
・新作追加を容易にする:作品のスペックを固定欄に入力するだけ
・フルデータベース化する&ローカル管理FileMakerとの連携をとる
全部当たり前のことですが。
今回、管理者はピーターさん。
なので管理上は全部英語でできて、でもサイトとしては日本語で表示されるように、といった細かな部分にも、苦心しました。
では、深くて淡くて柔らかくて重い…のに軽い…触覚にも訴えるような…
フォトグラビュール作品を、どうぞじっくりご覧くださいね!
芸術の秋、まっさかり。
鎌倉芸術祭が始まっています。その特別企画のひとつ、
『art project 鎌倉巡空』の公式サイトを制作させていただきました。
art project 鎌倉巡空
http://junku.info/
固有の文化を色濃くうつす鎌倉の「5つの名刹」と、現代の感覚を切り取り”アート”という立体物で表現する「6人の現代美術作家」とのコラボレーション。
寺院が持つ圧倒的迫力の空間と、その空間に触発されて誕生した作品を同時に鑑賞できる、鎌倉ならではのアートプロジェクトです。
寺院空間と作品との正面衝突によって生じるエネルギーが、人々の心に浸透し、新鮮な驚きと感動をもたらす・・。
「鎌倉」と「アート」、その深くて歴史ある関係をベースに、21世紀の日本の心を育てるプロジェクトがスタートします。
渋く、厳粛に、「巡空(じゅんくう)」を表現しました。
お寺 X アーティスト。
禅寺では、厳かに。浄土宗のお寺では、華やかに。
お寺の個性とアーティストの個性が、どんな空間を生み出すんだろう?
芸術家は、その場所の持つ力や意味を受け止める力に優れた人だと思います。そしてそれらを自分の持てる技で増大させるのに優れた。
お寺へ行ってもいつもお花や緑にばかり目が行ってしまう私は、こういう機会に、増大されたその本物の力を味わいに行きたいと思います。
鎌倉ってほんと、苔とシダと緑だらけで大好き〜!!
と思う場所のひとつ、北鎌倉の浄智寺横からつながるハイキングコース。
北鎌倉から長谷の大仏まで、山道を歩いて行けます。
そんなハイキングコースの入り口に座すのが、
この秋にオープンするアートヴィレッジ、<たからの庭>。
絵本に出てくるような木の門をギィと開けて細い緑の道を行くと、広〜いお庭に古民家。むかし陶芸家さんが住まわれていた場所で、井戸と陶芸窯も。
そのホームページと、お名紋を制作させていただきました。
ところで<たからの庭>の住所、すごいんです。
「鎌倉市山ノ内1418-ロ」
カタカナのロ、なんですよ!?!
わたし、「1418-■ 」つまり未定の意だと思っていて…和菓子の御園井さんが「イロハのロ?」とおっしゃったのを、腹がよじれるほど笑ってしまったのに。。。即、私が笑われる番と。。。
鎌倉の山は奥が深いです。
そして更に更に。ここの正式な地名は
「鎌倉市山ノ内字金宝山」”あざ きんぽうざん”
金の宝の山。
これ以上縁起のよい地名がある?ってくらいの。それで、この名前にあやかって、ロゴは「金+宝+山」を合体させた形を古民家に見立てました。
お近くの皆さま、10月最後の週末はぜひ、オープニングへ!私も行きます。
鎌倉へ越してきて3年。
10年、20年住んでいる人さえ「新参者」と宣う土地柄なので
私なんて「つい最近の人」ではありますが、
市内を散歩すれば「あ、こんにちは」が増えてきました。
そんなつながりの多くは、鎌倉路地フェスタから生まれたもので、
更にこの路地フェスのきっかけは、
我が家の近所にある染織工房&貸しスペースの<カジュ・アート・スペース>。
こちらを主宰するたなか牧子さんは、
パタパタ〜ッと人と人をつなげる不思議な力を持った、
糸のみならず人までも織り込んでしまう染織家。
感謝しています。
そんなたなかさんから、
カジュの工房「花樹ぶらんど」の楽天ショップを、とのお話をいただきました。
これは頑張らねば!と意気込み、
けれどその思いもくじけそうになるような…楽天の驚愕システムと格闘しながら、
こんなショップサイトをつくりました。
鎌倉の染織工房 花樹ぶらんど 楽天ショップ
http://www.rakuten.co.jp/khaju/
花樹ぶらんどの、ナチュラルで温かい雰囲気を醸し出しながら、
ご年配の方にも落ち着いて見ていただけるように。
この花樹ぶらんど、贈り物にピッタリの商品がいっぱいです。
まず、現在のトップイメージにもなっている草木染めスカーフ。
鎌倉の、季節の植物で染められたスカーフに、
「色のメッセージ」が同封されて届きます。
カラーセラピストさんにひとつひとつ監修してもらったのだそうです。
例えば…
あじさいの「柳茶色(やなぎちゃいろ)」:
相手の気持ちを大事にしながら時を過ごしたいときに、優しい気持ちを呼び起こしてくれる色
色って不思議。
色のメッセージを読むと、その色が好きになったり、本当にそのメッセージ通りの心持ちになったり。
メッセージの内容から色を決めて贈ってみるの、新鮮でよいかもしれません。
それから、初めて見る!?糸紡ぎキット。
今回は撮影も担当したので、私はこの技を間近で見ていたのですが…
くるくる びよーーーん
面白いように羊毛の綿わたが柔らかい糸になっていく。
これは楽しいです。
立つ場所さえあればどこでも糸紡ぎ。小さい子も喜んで遊べると思います!
必見はコラム。
鎌倉染色彩時記など、感動するボリュームでたくさんのコラムが書かれています。
これからの季節にピッタリの温かなものたちに溢れた花樹ぶらんど、
ぜひぜひご堪能ください!
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