ダーレム博物館で
<平松礼二展 睡蓮画・モネへのオマージュ>
Museum für Asiatische Kunst
Hiramatsu Reiji. Water Lilies – Homage to Monet
反射光のちがいに驚いた。
この博物館には世界中の絵や物が展示されていて、それらを一通りお腹いっぱい味わった後の日本だった、反射光は、だるくて、ぬめっと湿っていて、「ああ、私の側だ」と心底ホッとした。「自分が属する所の色だ」。描かれているのはフランスの風景なのに。
平松氏が取り組んでいるのは「ジャポニズムへのオマージュとしてのジャポニズム」、つまり例えば、浮世絵に影響をうけたモネが描いた<睡蓮>、に影響を受けた日本画家として描く同じ場所の<睡蓮>。
日本の目と 西洋の目が お互いを通過して巡っているような。
自分は今ベルリンにいる。お名紋をアルファベット名で制作するのも、モノグラムや西洋紋章の典型を取り入れて日本の紋を作るのも、どちらの方向もありだけれど、こうして一度循環させたらきっともっと面白い。ワークショップか?安直か?ANIMEやMANGAはあるのにNIHONGAは無いそうだ。もちろんNAMONも無い(笑)まずは日本好きなドイツ人から。。