1989年11月9日から25年。
先月末から、街でもテレビでも、「ベルリンの壁崩壊25周年」一色。
第二次世界大戦、ナチス、ベルリンの壁、、いつまでも過去にしない努力は本当にすごい。
そしてついに11月9日その日が来る。
8000個のLEDバルーンで出来た光の壁が空に放たれる。
25 Jahre Mauerfall: LICHTGRENZE
右上に満月。光の壁に沿って歩く。最高の学習だ。
光るバルーンが空へ飛ぶ。と皆が信じていた。
イメージ映像にある光の壁のウェーブを信じていた。
超軽量LED内蔵?いや落ちてきたら危いよ?発光塗料?気体って発光可能?リリースタイミングは・・タイマー式?無線?一体どれだけのテクノロジーと予算をつぎ込んだんだろう、すごいな、すごいね、企画者のことが心底羨ましいよぉ!
実際は恐れ入るほどシンプルな人海戦術だった。
風船は下から照らされているだけで、リリースは各風船に一人のスポンサーが、直前にリリース用レバーを取り付け、ドミノ方式で順々にガッチャンする。当然フライング事故はあるし、すぐ停滞するしで、時間が押して、最終エリアの私らはもう待って待って、、、、そしたら何故かドミノが両側から攻めて来て、あれ、何かもうみんな飛ばしちゃえ?て感じ?まあいいや、えい!わあ、ついに飛んだ!わー!と思ったら、光らないバルーンは一瞬で闇の空へと消えた。
そしてドイツ人たちは余韻に浸ることなくさっさと帰ってしまった。
・・・超、楽しかった(笑)
帰って写真を見てびっくり。カメラには、夜空のバルーンたちがちゃんと見えていた。