お名紋

能登実登利さんからの手作りポストカード

ポストをのぞいたら
益子の陶芸家、能登 実登利(のとみどり)さん からの手描きポストカードが!!

能登実登利さんからの手作りポストカード

繊維の残る和紙に、パステルでグリグリと線が引いてあります。
宛名面にもパステルでふんわり色が載せてあって、万年筆で丁寧なお礼文。

先日、栃木の<STARNET>ギャラリーで、
能登さんのダイナミックな展示を楽しみました。

スターネット能登実登利展の看板

個展の看板は、ノコギリの刃に白い筆文字で書いてあって、
展示の棚は、古い本棚に白やピンクや緑でウァーッとペイントしてあったり、棚板に錆び錆びの棒が突き刺さってたりして、
照明も、はりぼて宇宙船の化石みたいなので、
そこここに、古道具が転がっていて、絵と詩が飾ってあって・・・と、

シックなギャラリー全体が能登ワールドに彩色され、「陶展」と言うよりは、まるで全体がインスタレーションだったのでした。

能登さんは「蹴ろくろ」という足で回すロクロで制作されてるそうです、
わざとそのふわふわしたゆがみを残し、そこに、二重に土を塗る(粉引き)。
使っているうちに、表面が削れてきたり、「貫入」(細かいひび)に茶渋が入り込んだりして、風合いが変わってくるそうです。

そういうのを敬遠する人もいるだろうけれど、あの能登ワールドを体感すると、
「それでこそ、能登さんの器」という感じがしました。

ちなみに…
能登さんは、男性です。
そして、ここで教えてもらってショックだったのが「陶器は電子レンジNG」。
陶土と釉薬の膨張度合いが違うので、貫入が進むそうです。
NGと言うよりは、その事実を知った上で、扱いましょう、ということですが。

しかし、ハガキ1枚の力は偉大ですね。ものすごく嬉しい。大切にします!!


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