お名紋

真冬の青森

粋狂にもこの真っ冬に青森へ行ってきました。

偶然出会ってドキッとした、弘前のレンガ倉庫。(吉井酒造煉瓦倉庫)

奈良美智氏のあおもり犬。
奈良氏は弘前の出身で、少年時代、このレンガ倉庫にも感性を刺激されていたそう。
こういう故郷への恩返し、素敵。

青森県立美術館、手つかずの真っ白な雪の中にあって、更に真っ白に見える、「極白」(笑)な建物。これまで何となく敬遠していた「白」が好きになった。雪の季節に行って、よかった。

温川温泉。(部屋から、お風呂を臨む)
吊り橋渡って、猿になった気分で、雪に揉まれながら露天風呂。
こんなにも両親を連れて来たいと思った温泉は、初めてかも。


青森の手仕事品、こぎん刺しのパターンに非常に興味が沸き、調べた。

基本となる五つの模様があって、それらを組み合わせて増殖させていくのが特徴。
『こぎん刺の手引き』(弘前こぎん研究所)に、マス目と図柄が書いてある。基本模様の名前は「イト」「イトバシラ」「ハナコ」「カチャラズ」「マメコ」・・・津軽弁だと、何もかもが、かわいい。

購入時には気付かずも、両方「ムスビバナ」柄でびっくり。

こぎん文様をグラフィックに応用。県立美術館のてぬぐい。

アスパムという物産館の2階、オバチャマたちが大勢、テーブルに布やマス目用紙を広げて、「これはね…」「まあ素敵」とやっている。見ると、こぎんのパターンや、使う糸(”ぼかし”とか)を、教え合っている。なんていい光景なんだ!前田セツこぎん研究会では、こうした、今の女性たちのセンスから、現代風なこぎんが生み出されている。


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